整形外科
当院は日本整形外科学会認定の整形外科専門医研修施設です。
関節疾患、外傷、骨粗鬆症、脊椎疾患などを主に治療しています。
整形外科(副院長・診療科長): 油原 美明
対象疾患
関節リウマチ
臨床的寛解を治療目標として早期診断に加え、強化治療を行っています。
具体的には副作用も多いため、採血検査、胸部XP検査などを行い十分に注意しながらMTXを中心に加療し、関節破壊が進行する前に生物学的製剤の使用を勧めています。
当院ではすでに300人以上の生物学的製剤を使用しています。現在使用可能な7製剤すべて使用可能です。患者様の希望も考慮して、治療方針を検討しています。
骨粗鬆症
数多くの高齢者の大腿骨頚部骨折・橈骨遠位端骨折の手術を行った経験から骨折の予防のため、骨密度検査、血液検査により骨代謝マーカーなどを参考にしながら薬物治療を行っています。
手術
膝関節・股関節の人工関節では、軟部組織のバランスと最適な位置へのインプラントの設置により20年以上ゆるみのない安定した人工関節を目指しています。
年間約100例を行っています。外傷の骨折は、早期の社会復帰をめざし、骨折部を解剖学的に正確な位置に手術で固定して早期からリハビリを行っています。
代表的疾患と手術
- 変形性膝関節症
- → 人工膝関節全置換術(TKA)
- → 人工膝関節片側置換術(UKA)
- → 関節鏡視下滑膜切除・半月板切除術
- 変形性股関節症
- → 人工股関節全置換術(THA)
- 変形性手指(足趾)関節症
- → 人工関節置換術
- 変形性足関節症
- → 足関節固定術
- 外反母趾
- → 第1趾矯正骨切術
- リウマチ性足部変形
- → 足部形成術
- 腱板断裂
- → 腱板縫合術
- 手根管症候群
- → 手根管開放術(鏡視下)
- 肘部管症候群
- → 神経移行術
- 外傷の骨折
- → 観血的整復固定(上肢・下肢)
- 腱鞘炎・ばね指
- → 腱鞘切開