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2023年

脳腫瘍50例より一部抜粋

2023年

迷走神経鞘腫(レックリングハウゼン病) 40代 男性

術前
術後

レックリングハウゼン病という、全身の皮膚や神経に腫瘍ができる難病の方です。
飲み込みが悪くなり(嚥下障害)、声がこもるようになった(嗄声)との症状で発症しました。
MRIでは咽頭間隙という部位に腫瘍が見つかりました。
脳外科の腫瘍手術というと、頭を開けて腫瘍をとるものと思われがちですが、神経外科ですので脳以外の場所にできた腫瘍も対象になります。
この場所はいろいろな神経が複雑に走行しているので、各種の神経モニタリング装置を参考にして摘出を行いました。
術後もしばらくは嚥下障害と嗄声が残っていましたが、3か月ほどで回復し、食事も良好にとれています。

手術費用: (3割負担の場合)30万円前後
※ ご加入の保険や治療方針により自己負担額は異なります。